60日婚活を振り返る。結果は?
やっと60日でもあり、あっという間の60日でもありました。
どんなオプションが2ヶ月前にあったのか、ぼんやり思い出せないけれど
しとしと降る雨の日には、除湿モードの中、映画でもみながら・・・
記憶に残った出会いと別れだけを、ゆっくり思い出してみようと思います。
<結果:M>
意外にもMは、
彼はこれまで会った中で一番優しくてエリート、仕事熱心でロマンチックな人でした。
彼は物静かで何を考えてるかわからない為に好きかどうか私にはわからず
また6月中旬にはアメリカに帰ってしまう為、
5月の最初にもう会わないと自分から言いました。
でも何度断ってもより魅力的なプランを持って誘ってくるので、
なんやかんや断れなくなって、とうとう温泉旅行に行く事になりました。
(触らないでね!とか散々感じの悪い牽制をしましたが・・・)
そこで、これまで感じたことのない、あるいは忘れていた、
「ちゃんとした愛情」を彼はくれる人なんだと気づく事になりました。
私には見る目がない、でも、彼を受け入れれば幸せになれるかもしれない。
そういう風に思いました。
大きなリュックサックに入っていたのは、アメリカで人気のチーズスナック2種類の大きな箱とチョコレート一袋。それから、彼の職場で売っているお土産用のキャップ。
予約してくれた部屋には、プライベートの温泉がついていました。
彼は、目を瞑っているから大丈夫と言って誘ってくれました。
結局一線を超えたけど、
決して無理強いをしないところは、とても男前だと思いました。
Mは、髪型がかなりのM時ハゲなんだけど、
自ら「AGAだね。もっとひどくなったら坊主にするよ」
と言ってかなり開き直っているところも男前なところです。
また、私がガーガー寝ている間に、服を畳み、
チーズのお菓子の2つの箱を器用に一つにまとめて綺麗にカバンの横に並べていました。
一番最初に会った時は、彼が高速で喋って3割くらい何を言っているかわかりませんでしたが、
気がついたら、かなりゆっくり喋ってくれるようになりました。
帰りの電車で、彼は小さなお揃いのものを手渡してきました。
彼が職場で付けるバッジのレプリカ。(ナルシストだな・・・)
とても暖かい思い出をくれました。
彼はアメリカに帰りましたが、仕事が忙しそうです。
まだ毎日くらい連絡を取っています。
「ガールフレンド」とは言ってくれたけど
これからもああやって優しくしてくれるかはわからないので、
とにかく長い目線で彼と付き合って行こうと思います。
どちらかが、誰か他の人との出会いがあれば終わってしまうかもしれないし。
Nとは同時期に、何度か美術館や食事に行きました。
彼の顔は、どこかNを思い出す親しみのある雰囲気があり、
彼と仲良くなりたいと思いました。
話は面白くて、笑うポイントも一緒でした。
でも、価値観が違いすぎて結局会うのをやめました。
とても気になったのは、彼の「こだわりの強さ」です。
あるイギリス料理が好きだというので、食事に誘ってきた時に、
じゃあそれを一緒に食べに行こうと提案しました。そしたら、ハイカロリーなものを食べると胃に負担がかかるからと言って断られました。
丸の内の和食屋でご飯を食べようと誘ったところ、そんな高いものは食べたくないと却下されました。
でも、年齢は7つも上。やっている仕事は契約社員で7月から2ヶ月は帰省予定。
3回会って、奢ってくれたのはジンジャエール一杯。
それが悪いわけではないけど、こんな扱いは初めてと思うほど、不満いっぱいでした。
こういうのが「合わない」っていうのだな、と思いました。
けど、MにせよNにせよ素晴らしかったのは、
ちゃんと2人の人間としてまともに話をし向き合ってくれる人だったことです。
その後も1名とアプリで出会い、2名とラインフレンドになりました。
でも、本気度は低い低い。
生半可な気持ちで人と関わったって、経験値にもならない、
・・・ということをわかっていない人たちのために時間は使うべきでないから、
たとえ心惹かれても、見せかけの魅力の虜になっても、
さっさと忘れてしまうのが得策でしょう。
<60日間婚活チャレンジについて>
たくさんの人とすれ違ったり言葉を交わし、心惹かれたり恋に落ちそうになったり
しますが、
期間を決めていると集中力が勝ち、判断を誤りづらくなることがわかりました。
また、集中することでわかりやすいイケメン=くそ男であることを、
心に刻み行動に反映できることで彼らに無駄な時間を割かずにすむのもいいところです。
でも舞い上がれるほど純粋ではないので、引き続きこの活動を続けます。
ただし、次は30日間チャレンジです。
なぜなら、あまり関係はないですが足掛け2年やってきた仕事が来月一段落するからです。
また、占い師さんに言われた7月に魔法が解ける説(Nとの関係について)をちょっと信じてみたいからです。
こういう活動をしていて感じるのは、人生いいつも問題があって、
満たされて退屈な瞬間など1秒もないのだなということです。
幸せな恋愛も結婚もゴールではないし、
仕事だって本気出したらもっとできるかもしれないのに
なんかこればっかに夢中になって、浮かれたり沈んだりしてしまう高校生の頃と
変わらない自分がいます。(笑)
そこから抜け出すためにさっさと結婚するのも一つだとはわかっているけど、
3年前そういう選択をしなかったから今があるわけです。
で、何が言いたいかというと今結構幸せだなということです。
満たされていなくても、一生懸命生きていることは、スルメを噛みしめるかのごとく
味が染み出してくるようで病みつきになるものです。